ISE SEKIJYUJI HOSPITAL伊勢赤十字病院 看護部

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看護師1年目とメンター1年目の二人

• 林

  宮端さんが新卒さんで私がメンターになります。
  メンターは、新卒さんが職場環境になじみ、良い人間関係を築くことが
  できるように、仕事の仕方や学習の方法、悩みごとなどの心理面や
  生活面など、広い範囲にわたり相談を受けたり指導したりして
  支援していく役割です。

• 宮端

  まだきちんと自己紹介もできていない時から、一番最初に声を
  掛けてくださったのが林さんで。

  オリエンテーションみたいな感じで仕事のことを教えてもらうんですけど、
  業務以外の内容でも、出身どこなのとか、どこ大学なのとか、
  兄弟のこととか、ちょっとしたプライベートのことも聞いてくれて、
  すごく優しそうな先輩だなって思いました。

• 林

  あはは、よかった(笑)
  昨年くらいから「来年はメンターね」と言われていて…どんな新人がくるのか、よい関係が築けなかったらどうしようかな、と
  思ってたんですけど。最初から私が話しかけたら笑顔で「はいっ」って返事してくれたので、「あぁ、よかった」と思いました。
  私も一年目という期間を経てきて、一年目、二年目はやっぱり先輩からいっぱいフォローしてもらってたんですけど、
  三年目くらいになると責任をもって一人で仕事していかなきゃいけなくて。
  今度は新卒さんに教えなきゃいけない立場になって、間違ったことは教えられないし、
  自分も改めて勉強する機会になったので、よかったかなと思います。

• 宮端

  林さんがいてくれてよかったって毎日思ってます(笑)この技術はまだどこまでしかできないとか、この技術は一人ではなく先輩の
  見守りが必要とか、そういうことも全部わかってくれているし、自分のその日の担当の看護師さんにも林さんが全部伝えてくれてて、担当じゃない日も私のことを見てくれてるし…ほんと毎日、林さんのおかげって思ってます。

• 林

  メンターをしていて自分の一年目を思い出すこともあって。
  私が一年目だった時のプリセプターさんに、
  「私もこんなにオドオドしてたんですか」って言ったら
  「しとったよー」って(笑)
  プリセプターをしてくれた先輩に指導の方法を相談することもあります、
  どうしたらいいのか。自分もまだ一年目を覚えているので、
  先輩からこうやってもらったら嬉しかったとか、こういう教え方を
  してもらうとわかりやすかったなっていうのを真似して
  伝えてはいるんですけど。
  でもやっぱり教えるのが苦手なので、こんなんでいいのかなって
  いつも思っています。

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３Ｇ病棟に勤務している二人

• 林

  呼吸器内科、腎臓内科、リウマチ・膠原病内科、感染症内科など、
  主に内科全般の病棟です。

• 宮端

  比較的、年齢の近い先輩が多いです。その日の担当に関係なくどの先輩に
  質問しても丁寧に教えてくれ、みなさんすごく優しいです。
  先輩たち同士も休みの日を合わせて遊びに出かけたりしてるのを見ていると
  、プライベートでも仕事でも仲のいいような雰囲気の病棟かなと思って
  います。

• 林

  お子さんがいらっしゃる方には優先的に早く帰ってもらったり、
  あまり家族に支障がでないように、みんなでフォローし合って
  勤務構成をしている病棟で、すごく働きやすい職場です。

• 宮端

  ちょうど今は、来月から独り立ちができるかできないかというテスト期間みたいな時期で、
  少しずつ受け持ちさせていただく患者さんや、任せてもらえる業務も増えてきています。
  でもまだ先輩に聞くことや教えていただくことばかりです。はじめの頃に比べたら、患者さんの疾患のことや、接し方、
  看ていかなきゃいけないこととかがわかりつつあるし、できることも少しは増えてきているのかなって思ってて。
  まだまだ全然できてないことばかりなんですけど、本当に優しい先輩が多いので、周りに助けてもらいながらも
  自分のペースでやっていけたらいいのかなぁっていうところです。

• 林

  私から見てもすごく一生懸命にメモを取ったり、やる気が伝わってきます。
  技術はやったことがないことももちろん出てくるので、
  そのへんは私達がフォローしていけばいいかなと思っています。

  4月と比べたら、一人でもいいかなと思えるくらいに成長してくれています。

• 宮端

  それこそ技術的なことはすべて一から教えてもらってるんですけど、
  林さんは患者さんだけではなく、他の看護師さんとか周りのスタッフにも
  気を配っていることがとても印象的です。

  「この人って今日なになにやったっけ」とか「どんな食事食べとったっけ」とか、他の看護師さんが独り言のようにつぶやいたことにも答えていたり、
  わからないことは解決するまで一緒に付き合ったりとか。

  ほんとに今はまだ自分で精いっぱいで、自分のことすらうまくできてないんですけど、いつかもうちょっと余裕が出てきたら、林さんみたいに周りにもっと気を配れるようになりたいなとすごく思います。

• 林

  いやいやいや、そんな(笑)

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理想の看護師像、今後の目標

• 林

  自分が一年目の時のプリセプターさんを目標にしています。
  仕事も早いし、患者さんの対応も早いし、すごいなっていつも思っています。
  けど周りに気遣いもできるし、患者さんの対応も丁寧なので、
  そういう看護師になりたいなって。

• 宮端

  自分は一点集中型で周りのことが全然見えなくなるんで、
  もっと周りのことを落ち着いて見れるようになりたいです。
  なんていうんですか…ザ・テキパキみたいな人っているじゃないですか
  何事もテキパキ、ハキハキできる人にすごい憧れがあるんで。
  もう少し余裕が出てきたら、仕事もテキパキと、
  技術ももっとスムーズにできるようになる、
  そういう人になりたいなっていうのは常々思っています。

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林さんから宮端さんへ

• 林

  もう３か月経って、まだまだわかんないこともいっぱいあるし、
  やっぱ二年目の後輩を見て、一年後あんな風になれるのかなってすごく不安やと思う。
  私も一年目のとき、二年目の先輩がすごく仕事できる人みたいな風に見えてて。
  「もう絶対私、一年で無理や」って落ち込む時期もあると思うけど、
  たぶん同期とかが進んでくると焦るかもしれやんけど、宮端さんは自分のペースでやっていけば絶対いい看護師になれると思うから、
  これからも一緒に頑張りましょう。

宮端さんから林さんへ

• 宮端

  同期が自分含めて3人いて、自分の中で同期と比較しちゃうとこがあって。
  仕事だけじゃなくて人との関り方とかも
  同期の方がスムーズでうまくいってるし、
  林さんは自分のメンターで嫌がってるんじゃないかなとか、
  他の新人を持ちたかったとか思ってるんじゃないのかなって不安に思ってて。

  林さんは「自分が冷たい言い方をもしもしちゃったときとかは、
  いつでもなんでも私には言ってな」とか、
  「ほかの先輩に怒られたりとかつらいことがあった時も、
  私にはなんでも話してな」とか言ってくれたり、
  仕事が終わったのに1時間も2時間も一緒に残って、
  そうやって自分の時間も使って私に話をしてくださって。
  本当にこの人が私のメンターさんでよかったなって思ったし、
  これだけ時間を使ってくれる分、
  自分も早く成長して独り立ちできるようになりたいなって思って。

  技術的なことを教えてくれるのはもちろんなんですけど、
  そういう風に私の精神的な面もすごいフォローしてくれるので、
  本当に有難いなって思ってます。
  ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。